中小企業診断士の役割で最も重要なのは、社長の「気づき」を与えられるかどうかである。人間、周囲の人から指摘されて何かを変えようとするときに、特にそれが自分のダメ出しだとすると、その変えようとする行為は3日と続かない。
わかりやすい例を挙げると、子供が勉強やスポーツをやる際に、親がもっと勉強しなさいとか、もっと練習しなさいと言うことよりも、自分が勉強したいとか、スポーツをしたいとか思う気持ちの方が、モチベーション的にも何十倍も効果が上がる。
会社経営もそれと全く同じだと思う。会社経営が思うようにいかない時、社長が周りからダメ出しされて改善活動を続けていくよりかは、自分自ら気づいて動いた方が会社は良い方向に向かうと思う。
診断士は社長に気づきを与えてあげられる存在だと思う。